2018年 04月 25日
12mの梁 金輪継で
天然乾燥の杉材120*240*6mと120*240*8mの2本を金輪継で繋ぎ、1本の梁にしていきます。
垂木(垂木といっても120*120*4m)を3本つなぎ、1本にするのも、「えらいこっちゃ!」ですが、その倍の材背ですから取り回しも大変です。
ところで取り回しはどうやってやるかというと、これがまた、『職人の知恵』です。
一言でいうと、『吊る』
2人でよいしょよいしょと持ち上げることも、もちろん行います。
それよりも有効なのが、吊るということ。
それも、必ずしも重心にロープを掛けるというものでもなく、ちょっとずらし、ロープの長さを変えることで、遊びが出ます。
その遊びをうまく活用して、材自体をちょっと引っ張ったり、動かしたりしていきます。
こういった『知恵』がとっても大事です。
現場は知恵の宝庫です。