2016年 05月 10日
発見の多い時間
見積という作業の為でもあるのですが、絵に描いたものに、柱や梁といった部材としての名前が振られ、設計者が書いた2次元の線が、3次元の素材として、改めて図面に配置されている。
分かりやすい表現で言うと、動き出す感じでしょうか。
イメージを伝える方法はいくらでもありますが、図面もその一つです。
書き手と読み手の意志疎通が図れないと、一方的なものになってしまってはもったいない。
意図が分からない、のではなく、分かろうとしないのだと思います。よくある原因を深堀すると。
それでも分からない事もいっぱいあるので、そんな時には、聞くしかありません。
それともう一つ。
意匠図は施工図とは若干違います。
どう実現していくのか、その仕方は施工者が知恵を絞らないといけません。
それでも成立しない事もいっぱいあるのが、建築の世界。
ここは土木と大きく違うところです。
加工する下小屋で、設計者と施工者、技術者でもある大工交えての寸法決め。
発見の多い時間です。