2015年 08月 22日
適材適所ってこのこと?
適材適所って言葉は、材を所定のいい場所に用いることからきている、と聞いたことがあります。
同じ柱でも、用いる場所によって見え方が違います。
たとえば和室の柱は『よく見える場所』ですので、節のない木目の綺麗なものを使うとしたもの。
特に材が化粧材としてそのまま見えるようなつくり方ですと、なおさら。
どこにどういった材が来るかで、イメージまでも変わってしまいます。
材を選ぶって、大変です!
「を3はカネホウだ」
暗号のようですが。(笑
図面には番号が振ってあるため、その番号横方向が 1.2.3 からといった数字。縦方向が いろは といった和文字。
カネホウは矩方向、つまりL型の2面です。
そこがよく見えるから、綺麗なものをその面にみえる材を選択する。
ということになります。
ちなみに、柱に上下があるの知っていました?
やはり、上は樹木のときに空を向いていた方向です。
サカキは妖怪になってしまいます!大変!
時間がかかりますが、大事な仕事です。