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第2回吉阪隆正賞 おめでとうございます!

第2回吉阪隆正賞おめでとうございます!

高蔵寺ニュータウンの関係で、ご一緒させていただいている、治郎丸慶子さんが、第2回吉阪隆正賞を受賞されました。
おめでとうございます!

 身近な方で、且つコツコツやってみえた事の評価ですので、たまたまご一緒させていただく機会がある仲でも、大変嬉しい事です。6/27(木)シンポジュームに参加していた方からの電話で教えていただきました。
その方(学生の時からお世話になっている方なんですが)から、「おもしろい話で、20分では短すぎて。もっと聞きたかった。とっても良かったよ。」と話してみえました。


生活学会主催での受賞です、しかも吉阪隆正賞は隔年しかありませんので、その価値も高いはず。


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受賞された治郎丸慶子さん
 業績:ベッドタウンからライフタウンへ
 ―楽しく暮らせるまちへと進化する高蔵寺ニュータウン―




選考委員長の内藤さんの言葉です。
  
「経済が独走し、技術が横暴に振舞い、政治が横車を押しているような今日の傾向に、もう一度「人間のための」という大目標を確立するために、これらの勝手な方向に進んでいる力を、空間の秩序立ての法則によって平衡を保たせたいと念願する。何故なら、前者の何れも現実に力を発揮する時は必ず空間を占拠せずには不可能だからである。このためには新しい道具がほしいのである」
吉阪は著書「住居学」の最後段で有形学の必要性をこのように訴えている。
状況は何も変わっていない。それどころか日に日に人間は追いつめられているようにさえ見える。われわれは未だに人間を賛歌するに足る「新しい道具」を手にしていない。
言語を越えた言語である物や建物の形は、人間社会の不和を解き、相互理解へと道を開く「新しい道具」となることが出来るのか。形を在らしめようとする人間の営為に対する本源的な問いかけが、吉阪が発した数々の言葉の根底にある。
この問いかけに適うもの、答えようとするもの、時代を越えてこの精神を引き継ごうとするものに、吉阪隆正賞を贈り顕彰したい。

                      吉阪隆正賞選考委員会委員長 内藤廣






日本生活学会は、学会創成期に指導的役割を果たし、生活学の実践につとめた故・吉阪隆正の没後30年目にあたり、吉阪隆正の業績とその思想を将来にわたって継承するとともに、「生活とかたち」を追求した創作的実践活動の振興を目的として『吉阪隆正賞』を創設し、隔年ごとに選考および授与を行なう。
詳細URL:http://www.yosizaka-award.org/

■募集対象
近年に公表されたデザイン行為によって、転換期の現代生活にあらたな光を見いだした個人または集団を対象とする。



シンポジウムのプログラム
■プログラム
 1)授賞式 (18時~18時30分)
 2)記念講演(18時30分~19時10分)
 3)記念シンポジウム『吉阪隆正の地平』(19時20分~20時30分)
■パネリスト
<第2回吉阪隆正賞受賞者>
坂口 恭平
治郎丸慶子
<第2回吉阪隆正賞選考委員>
内藤 廣 (選考委員会委員長 建築家)
岡崎乾二郎(造形作家・近畿大学教授)
進士五十八(造園家・東京農業大学名誉教授)
中谷 礼仁(建築史家・早稲田大学准教授)
西川 祐子(元京都文教大学教授)
藤井 敏信(国際開発学・東洋大学)
松山 巖 (評論家)五十音順

■主催 日本生活学会

■協賛 吉阪隆正賞基金事務局/吉阪正邦
by kawaikenchiku | 2013-06-29 22:02 | 地域の情報 | Comments(0)

愛知県春日井市より日々の出来事をレポートします。

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