2010年 09月 07日
竣工一年点検
『建物』が『家』となっていくのには、ちょっと時間がかかりますね。建物ができる前から、いろんな積み重ねで実寸大のモノになり、生活が始まって、ようやく家となってくる。
家の健康診断、ですね。
一部木製建具がちょっと引っかかる感じがありましたが、それ以外はその場で、ちょっと作業すれば、良くなるものでした。
そうであってあたり前ですが、木など呼吸するものは、その都度うごきますからね。許容できる巾がいろんな意味で必要です。
生活の中での工夫も拝見させていただきました。
実はそういったものは、うれしい事なんです。
床下も潜ってみてきました。
問題なしでした。
我が家では何年もミシミシと音がしていましたので、納得です。一年点
検などはありませんでしたが、天井裏へ潜り込んだ時に、補強金具の
ナットがゆるゆるの箇所にたまたま手が触れて、びっくりして締め付け
たことがありました。締め忘れだったのか、動いたのか?
そうです。木はちぢんだり膨れたりしますから。
天井裏の金物のナットの緩みは、多くは木自体が縮むことでナットの位置が変わらないため、結果隙間があき、緩む。
大工がさぼったわけではありません。
緩みにくい工夫をする、といった工夫をするしかないんですよ。木を使うなら。