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介護保険における住宅改修 大工の見せどころ

こういった後からの施工では、いわゆる、『逃げ』がありません。
本来の施工の順番を一部無視するので、材の入れ方も、かなり大変です。

もともと、大工さんは、隙間を極力なくすことが求められてきました。
そのために、薄く削る→カンナ こういった道具がつくられました。

鉋(かんな)と鑿(のみ)と弦能(げんのう)を駆使して隙間をなくしていきます。



『首切り』はせず、『裏を盗み』納めます。
介護保険における住宅改修 大工の見せどころ_c0074553_19583124.jpg

『首切り』 柱の根元を一部切り欠くことで、施工をより簡素にしていく方法です。こうすると、上から見た時に隙間が目立ちません。ただ、厳密に言うと柱に欠損ができることになります。
数ミリの出のために、柱部分のフローリングを切り取っています。
わかります?



介護保険における住宅改修 大工の見せどころ_c0074553_19584217.jpg

『裏を盗む』 写真のように、最後の板を下側斜めに削っています。
こうすることで、斜めに入れやすく、また、見えるところ(上部)の隙間を極力なくします。



大変な施工技術がいります。
大工の腕の見せ所ですね。
by kawaikenchiku | 2009-02-19 20:09 | 進行中の建物のこと | Comments(0)

愛知県春日井市より日々の出来事をレポートします。

by kawaikenchiku
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