2008年 03月 07日
瀬戸は陶器の街です。ここもアナログでした。
盛期はやはり過ぎ去り、今や衰退しているのは致し方ありません。
さて、この場所ですから貴重な話もきけます。
陶磁器、特に工業製品の部品に使われるセラミックも数多くあります。
こういったものは、同じものを生産しないといけないそうです。
ですが、これが難しい。
もともと製品になっている材料から物を作り出すのでなく、山から出た、材料から作っていくそうです。すでに材料は均一に原料加工されたものから作っていると思いきや、そうでないと。
楽しそうに、粉砕は面白い、といわれていました。
大きな筒状のドラム式洗濯機の中に、フランス製の石:重いすりこぎのような感じでしょうか、を入れ、回すと、細かな粒になるのだとか。
この粒の大きさも、つくるものによって変えているのだそうです。
『何が大変なんでしょうか?』との質問に、
『測るものがないんだよ。』と教えてくださいました。
窯の温度も1300度付近らしいですが、厳密な商品を作るのには温度を一定にしないといけないのです。しかし、この計測器は温度が高いため、すぐに壊れてしまうのだとか。
大きさを測るのも、ノギスと肌ざわりがむしろ正確だったそうです。
マイクロメーターでは、計測するポイントが幅がありすぎ、計器は細かなところまで表示されるのに実際は誤差が大きすぎると。
ここでも、デジタルでない、アナログ が強いようです。
瀬戸を見る目も変わりますね。
いつか、行ってみたいなぁ。。
瀬戸はおいしいものもいっぱいあります。特に、窯がおいこともあって、熱い→体力がいる→力の付くもの→鰻!
そう、鰻屋さんが多いんですよ!しかもおいしい。
ぜひ、いらしてくださいね!!