2016年 08月 03日
柊山の家 構造材加工
柊山の家 構造材の墨付け、刻みが始まりました。
今までは垂木の加工でしたが、今日より梁桁が始まります。
もっとも、垂木といっても120×120×6mをつないでいきますので、サイズ的には大きなものです。
梁桁はさらに大きな部材です。
今回の中では、150×330×6mの材が一番大きい。
とても一人で転がすことが出来ません。
持ち運びも大変です。
職人さんは単なる技術だけでなく、工夫することが当たり前です。
これはとても素晴らしい事であり、技術や知識だけでは、もの寂しいもの。
知恵を活かす姿が、いたるところで目にできます。
重たいものがあれば、吊り上げる。
吊り上げる時にも、重心にすれば上げやすいですが、重心をずらし、そこに支点と捉え、テコの原理で動かせば、一人では持てないものでも、動かすことは簡単です。
ウマといわれる架台でも、その下に車輪があれば、仮置きする為のウマが運搬のための装置に早変わり。
さすがだな~と感心します。
経験からくるものもありますが、工夫する姿勢があってはじめて出来ることです。
職人さんのすごさも、こういった日常から培われている、そう思います。