2013年 12月 07日
道具のこだわり こんなところにも
手にする道具はやっぱり使いやすい方がいいです。
使いやすいものは、使い手と造り手の長年のやりとりがあってカタチになってきたものでしょう。
そこと、残念ながら流通や量産、国際化に伴う価格競争といった経済との歯車が多少違うと、使いやすくてファンが多くても店頭に姿を見なくなるものもあります。
その中の一つが、この釘抜き。
『釘抜き=バール』 、この形状の事なのか『江戸っ子』ともいいます。
そして量産タイプのものが出るようになりました。
※写真の左が量産タイプ。中央が鍛冶屋さんのつくったタイプ。
喰い込み方が違う、と以前の鍛冶屋さんでつくったものがほしい。
そういう職人さんの声にこたえる形で、復刻版がでましたが・・・
どうも、以前のものと違います。
やっぱり。
ちょっとした違いが大きな違い。
そこに老舗の培った『道』があるのでしょうね。ブランドです。
ようやく老舗で修業された方が暖簾を引き継ぎできたものが出てきました。
『加竹』の江戸っ子。
釘抜きはこちらがお薦めです。
決して、ホームセンターでは教えてくれません。
『街の金物屋』でしか、分かりませんよ~!