2009年 07月 13日
崖地の問題点、ここもあります。
地盤沈下のため、布基礎が崖に対して約1間のところでおれ、崖側が下がっていました。
もっともいい補強は、その場にいないこと。
ですから、移設。もしくは減築。
実際は、床をめくり、布基礎にアンカーを入れ、鉄筋を組み直しべた基礎に。
これ以上折れるのを防ぐのが、目的です。
建物外部にも影響があります。
みえるところでは、犬走りの土間コン。
割れがあり、雨水が染み込みます。これも、地盤が下がっているところに対してはマイナス要素。
地表の水が入らないようにしました。
ここまでは以前の工事でやりました。
数年後に問題発生。
排水枡の一か所から水漏れがあるようでした。
崖地なので、下の家に漏水が浸み出しているのです。
この桝はコンクリート製のインバート桝。
地盤は建物部分は荷重のため下がり幅が大きいが、外部の犬走り、桝のある箇所は、つられる程度で沈下は少ない。よってズレが発生します。
これによって可動域の少ないコンクリート桝と、塩ビ配管との間に隙間ができ、漏水している。
また、排水は水が流れる勾配が決まっていますが、この地盤沈下によって水上側が下がってしまっています。
これは、なかなか直せません。
崖地、事体はあります。
そこをフラットにすることはないですね、崖地の良さもあります。
風光明美だとか、風が通るだとか。
良さをいかしつつ、問題点を回避する。
これしかありませんね。
家づくりを考えて。参加しています。
電信柱を打ち込んであると聞いてますが、いつか問題がでるのか心配です。
床を支える鉄骨の錆びもあり、5年ごとくらいに塗装が必要で、先日終わったところです。
見晴らしがよく、風もよく通るのは確かにいい所ですね。