2009年 06月 17日
昭和26年建設住宅の調査 その2
また、屋根裏の梁はおそらく太いものが入っているので問題ないと思います。垂木はどうか。
床下と天井裏を覗いてみました。
天井裏、構造材はいい色していますね。
全部を見ることはできませんでした。増改築を何度も経験したこの住宅は、天井も2重になっている為、登れなかったからです。
電気配線はまとまっておらず、ほこりもひどく、雑然とした感じは否めません。
屋根は瓦の葺き替えの時に下地補強で5.5mmのベニヤが敷設されているのがわかります。
床下は覗いてびっくり。
掘り下げてありました。その距離、床まで約910mm。
当時から床下の湿気は問題になっていて、長く持つ家をつくるのには、湿気をこもらなくする工夫がこれなんでしょう。
大黒柱下には強固に石+コンクリートで根巻きがありました。
懸念される点としては、外壁の改装で板金を土台下まで伸ばしたことによる床下通気がしにくくなった点の考慮でしょう。
もう一つ、改装工事のゴミ・・・。
同じ施工者として、残念でなりません。
モラルの問題ですので。
太陽光発電パネルが取り付けられています。
これほどのウチでしたら、発電時に発生する熱の影響も考えなくていいでしょうね。
オール電化にもなっていました。
その割に回路数がありませんね。